2013-01-01から1年間の記事一覧

対馬旅 7月4日 その2

#来た者はいずれ帰る 乗船ー。 船が動き出したら、俺はもう完全に目を閉ざして部屋から一歩も出ない。 対馬の風景を目に焼きつけておくなら今のうちだ。 海を見て、厳原の町並みを眺め、ふとフェリーターミナルに視線を移すと。 おお!? あれはもしや、修…

対馬旅 7月4日 島を出る

#よい雨だ。 対馬に上陸して9日目の朝、ついにこの島を出る時がやってきた。 何から何まで本当にお世話になった修行さんご一家。 この方々と出会うことがなければ、俺の対馬の旅はもっと違ったものになっていただろう。 ありがとうございました! 夫妻に見…

対馬旅 7月3日 その4

#こんなにも豆酘 小茂田を出れば、石屋根のある椎根を抜け、俺が対馬でもっとも心配していた山越えルートに入る。 だが悪水川に沿って伸びるひたすら長い山道も、バイクでならちょっと気持ちのいいワインディングでしかない。 あ、これこれ。 対馬の山でや…

対馬旅 7月3日 その3

#メシと城と人の気配 おなじみ万関橋、4回目! もういい加減慣れたので走りながら適当に撮る。 これで上島一周は完了。あとは下島だけだ。 どうにか夜までには帰り着きたい一方で、実はどうしても対馬で食べておきたいものがある。 対馬にもご当地グルメと…

対馬旅 7月3日 その2

#寄り道も楽し メインルートだけではちょっともったいない。 ここまで急いで来たので少しは時間を稼いだかなってところで、ちょっと国道をはずれてみよう。 対馬でぜひとも行ってみたかった寄り道第1弾、それは棹崎公園ってところだ。 ここに何があるかと…

対馬旅 7月3日 バイクで対馬

#雨観光 朝起きて見たら、足の裏が腫れて膨張している。 修行さん宅の廊下をマトモに歩くことすらできない。 でもいいんだ。 今日はもう、歩かないのだから。 対馬を一週間、ほとんど徒歩、ときどきアルティメット・ホイールで一周し終えた俺。 トータルの…

夜勤はこわいぞという話

あー。 近頃は夜勤なのでいつも以上に活動意欲の低下している俺である。 対馬日記の最後の一歩がなかなか…書けない。 ところで、お盆だねぇ。 今や会員制ゲストハウスと化しているライダーハウスGOに一瞬だけ客が来る時だわ。 byp氏に新婚おやびん夫妻にT.O…

まあやってます

今年はこれまで雨の少なかった北海道の夏だが、ここ数日ようやくまとまって降ってる。 たまの雨は涼しくウルウルしてていい。 この日の自分が妙にオレンジであることに気づいて撮った。

対馬旅 7月2日 その3

#夢中スパート それからだいぶ標高を下げ、ようやく霧は晴れる。 そしてあれは。 ひょっとして、厳原の町か? おおっ、帰ってきたか!! ここに来て、しばらくアルティメットに乗ってる写真を撮っていない、ということに気づいた。 そしてあわてて撮ってみ…

対馬旅 7月2日 その2

#ここで渇くか 思ったほど広くなかった豆酘の町は、バス停で休んだぐらいですぐに出てきた。 商店もいくつかあったけど食料はそれなりに持ってるしな。 眼前に広がるのは豆酘湾。 このあたりは潮流が速くて岩礁も多い荒海で、昔から船乗りたちの腕の見せ所…

対馬旅 7月2日 初めての帰還

#突き抜け豆酘 鉄製の屋根をバラバラと雨が打つ音を聞いた気がした。 地面が濡れている。やはり夜中に雨が降ったようだ。 こういう時は屋根付きバス停のありがたみが身に染みるな。 深夜、なぜか足が痒くて目が覚めたので、歩き出して初めて、おそるおそる…

肉と肉と花火

2013年度版麦山。 こんなトコでセコセコ労働しております。 麦仕事記録も年々簡素になっていくな。 仕事に慣れ親しみ過ぎたこともあるが、最近は職場の様子を気軽に撮影するのもどうかと思ってね。 たった5年ぐらい前というのがもはや、当時はのんびりした…

ちょいまち

夏の仕事が始まって対馬長文日記を毎日更新するのが難しくなったので、 今日は最近の写真などを載せてお茶を濁しておく。 …たつ鳥お茶を濁さず!!(言ってみたかっただけ) あ、最近の写真というより、クロスカブの自慢ギャラリーになりそうな予感がする。 …

対馬旅 7月1日 その2

#アタック・バッド・リバー 椎根の集落の突き当たり。 ついに来ました! ここで地方道24号線はなぜか一時消滅。道もあからさまにショボくなって不安感まるだし。 だが、とりあえずこんな標識でも立っているだけで少しは希望が持てる。 まだ昼過ぎだから時…

対馬旅 7月1日 山にひとり

#はせまわる 野宿に慣れているとはいえ、やはりイマイチな寝床ではイマイチな眠りしか得られない。 疲れの取れ方も中途半端でスッキリしないが、それでも5時前にはちゃんと目が覚める。 気を抜かずに寝る、ということができるのは、よく考えたら器用な能力…

対馬旅 6月30日 その2

#ちょっとドキドキ、下島へ。 ようやく出発できるまで気分が盛り上がってきたのは、昼を過ぎて夕方近くの時間帯であった。 このまままっすぐ進めば厳原に戻れるけど、俺は右に曲がる。 いよいよ下島の旅のスタートだ。 This is 下島 対馬の南側である下島…

対馬旅 6月30日 こんなこともあろうかと

#元来た道が新しい 夜はちょっっと寒かったなぁー。 メッシュジャケットの上からトレーナー、さらにカッパ、それでも冷えるのだ。 最低限テントは持ってきたが、寝袋は軽量化のため諦めてきたんだよ。 …しかし! こんなこともあろうかと! 深夜にザックか…

対馬旅 6月29日 その2

#日本と韓国 ここは峰町の三根という集落。ミネだらけ。 そして三根川は清流日本一。たしかに水は綺麗そう。 でも、清流日本一の川って全国で5つあるらしいよ。フッ。 今日は本当に暑いわー。 水を見ていると心が涼しくなるが身体はやっぱりそうでもない…

対馬旅 6月29日 右も左もただの道

#島も変わるよ 朝まで深く眠った。 相当に疲れた昨夜だったが、 この素晴らしい新築バス停のおかげで寒さや虫にも煩わされず、存分に眠ることができた。 アルティメットのために荷物を極力減らしてきたとはいえ、 重量物筆頭のテントだけはしっかり持って…

対馬旅 6月28日 その2

#怪しいものたち おばさんの言ったとおり、さっきの坂も長かった。 今となってはアルティメットホイールに苦労する旅ではなく、 すっかり地下足袋と格闘する旅へと趣旨が変わっていることに苦笑する。 オマケに今日はそこそこ暑い。 ようやく見つけた下り…

対馬旅 6月28日 足に休養を。心に緑を。

#対馬最北の旅 比田勝の朝。 バス停のベンチから身体を起こし、さあ立とうと思ったら、うっ。 やっぱり痛いな…。 足の裏周辺が腫れ上がっているようで、地面に押しつけると痛む。 実際にどうなってるのか見るのが怖くて地下足袋を脱ぐ気にもならない。 だ…

対馬旅 6月27日 その2

#足袋で旅するってのは 登山でもないのにアップダウンを歩き続けるのにも飽きた。 クルマが来ないスキを見て、ちょっと乗ってみる。 この白線から内側に絶対にハミ出さないというぐらいの自信があれば、あるいは旅にも使えそうである。 でも今の俺にはまだ…

対馬旅 6月27日 自業自得なだけに

#のぼってくだって なかなか冷えた夜だった。 バイク用のメッシュジャケットの上からトレーナーを着て寝たが、 深夜に寒さで目が覚め、さらにカッパの上下を着込んでやっと眠れた。 九州とはいえ、梅雨時の夜中ではまだまだ油断できないな。 ここはドアが閉…

対馬旅 6月26日 その3

#旅の感触 旅はじわじわと進み。 天気がいいのはいいんだが。 いやーもうこのアルティメット、投げ捨てたくなる。 あれからしばらく、まるで乗る気にならん。 休憩時に荷物を下ろして乗ってみたらそこそこ乗れるのに、ザックを背負うと途端に重いのだ。 こ…

対馬旅 6月26日 その2

#走り出せ…? 厳原市街の狭い歩道は乗れる気がしないので余裕で歩きまくり、郊外とおぼしき場所まで来た。 神戸からすでにもう色々あったが、今からが旅の本番だ。 背後に見えるのは最近できたらしい立派なトンネル。 まずはとりあえず、対馬を縦断するこ…

対馬旅 6月26日 上陸

#船が苦手なんだよ。船が。 博多港から出るフェリー。 このターミナルからは対馬以外にも五島行き航路があるのでこれが対馬行きかどうかはわからないが、 俺が乗るのも大体このサイズだろう。 ちなみに博多港の各ターミナルからは、 対馬、五島、釜山以外に…

梅雨のさなかの対馬旅 これまでのあらすじ

神戸での冬バイトを終え、北海道でダラダラしていた俺。 おもむろに飛行機に乗り、またしても神戸へ降り立つ。 ザックにくくりつけた不審なホイールは、「ハイ、ただのタイヤです。」と言い張って超過料金なし。 まぁ、ただのタイヤだしな。 神戸に戻ってき…

気づけば帰ってる

昨夜の北海道は、珍しく暖かかった。 服さえ着込んでいればバイクを飛ばしても暑くもなく寒くもない。 深夜なのでほかにクルマもめったにいない。 夜風が気持ちよく、バイクの調子もいい。 いつまででも走っていたい気分になる。 ツーリングの時、こういう…

ひたすら舞鶴

さて北に帰るか。 7月ともなるとさすがにバイクも多いな舞鶴港! 自分以外にライダーがいる船なんか久しぶりに乗る気がする。 ちなみに、ゆっくりバイクで北上するつもりが舞鶴からのワープに変更したのは、 対馬の旅の満足度が思いのほか高かったためと、 …

おぉ、これが30度超えの蒸し暑さだっけか。(北海道移住者・談)

昨日のうちに、とりあえず神戸の実家までは戻ってきた。 博多以降は雨にもまったく降られず、 いやあなんというか、こんなのでいいの?というぐらいの楽勝ビクトリーロードであった。 これで新車でスタートしたクロスカブも1500キロ。 今日はせっかくだから…