2012-01-01から1年間の記事一覧
バヤモの朝。 昨日は怒涛の展開で落ち着くヒマもなかったが、やはりベッドの上で目覚めるのはいい。 心身が満遍なく遺漏なく休んだという実感に満ち満ちている。 昨日はなんだかんだで78キロ進んだらしい。これで合計880キロぐらいか。 それならサンティアゴ…
また並走男が。しかも二人。 でも今回はさっきと違って特に嫌でもない。 夕方で涼しいから気分がいいというのもあるし、飲み物が確保されて精神的に余裕があるせいかもしれないが、 主な理由はたぶん、二人の人柄だ。 若いのとおっちゃん。併走して色々と話…
今回の並走男はしつこかった!! 俺と同じようなスピードでチャリを漕いできたのが面倒なので抜かせてやったら、 今度はしばらく先に止まって俺のことをジーッと見ている。 なんとか距離を置こうとしてたのに、わざわざ待ってやがるとは。 大抵の並走男は聞…
しかしまた、なんでこんな夢を。 社会主義者である遠い知人が、街頭演説をやるからぜひ見ていってくれと。 散々嫌がられるからそれで良ければと。 そりゃあ今いるここは社会主義国家だが。 ここにきてこんな夢。 そして、なんだかつらそうだったな。 朝起き…
第一次オルギン散策における戦利品の数々。 クッキーとコーラとビールは毎度おなじみとして、じゃあ真ん中の紙パックは何でしょう? 正解は、ラム酒。 店で飲み物を買ったついでに、「あの四角いのは何?」って指さして聞いたら、 無表情な姉ちゃんが、「ロ…
今夜2度目の野宿は誰にもみつからずに寝ることができた。 寝てる時も珍しく涼しかったし、明け方は少し寒いぐらいだ。 4時に出発して、そこから10キロ進めばあっさりとオルギンに到着。 しかし、あれ? いつになったらオルギン市街が見えてくるのかと思っ…
ラストゥナスからオルギンへと至るこの道。 俺の地図では途中に町など一切ない不毛区間に見えたが、実際は短い間隔に集落ありまくりだ。 今までにないほどの頻度で店もあり、水や食料の補給にはまったく問題がない。 とにかく超甘設定のルート。 これは嬉し…
小さな町の出店…いやこれでも名前はカフェテリアにて、 『ココデアグア』というメニューを頼む。 なんだと思う?ココデアグア。 はいこれ、ココ・デ・アグア。 そう、ココナッツジュースだ。 頼むと店のオヤジがおもむろに冷蔵庫からココナッツを出してきて…
えーさて。 今年のライスも終了である。 もう慣れてしまった仕事なのでこれといって書くこともないのだが、 最近は工場の各所に冬用の雪がこいなんかを作って回っていたな。 さあ間違い探しだ。 設置前。 設置後。 こうやっとくと雪の圧力でシャッターや窓…
昨夜はハートいっぱいのお部屋にてスマホでゲームばっかりして過ごしたのだった。 せっかくこんな遠い国まで来て何をやってるんだと思わなくもないが、 それ以外に特にやることが考えつかなくてね。 こんな状態、自分でも少し残念な気持ちはある。 さて朝だ…
よっしゃ、これよりラストゥナス散策に出発! 今朝この道をさまよっている時、この家の2階に座ってたおばさんから勧誘されたんだよ。 その時は他に探しているカサがあったから断ったのだが、 目的の宿が満室で、移動させられて来たのが結局ココだったとい…
暑い。もう無理。 テント内が蒸し暑すぎる。汗だく。 1時間ほどがんばってみたが全然眠れない。たまらずテントから這い出る。 あんなに眠かったはずなのに、今はそれどころじゃねぇ!! テントは完全に蚊よけのためだけに張ったものだ。 そこを出た瞬間、阿…
照り焼き路面にクルマの陰なし。 日曜だからこそできる、のんびり孤独な撮影会。 雲がもう夏っぽいな。 山のような雲に向かって突進していく感じ。 水が残り少ない。ノドが乾いた。 次の町はまだかー! よっしゃ、熱気の真ん中を突っ切り、ようやくシバニク…
疲れていたのか。 カーニバルの喧騒にはまったく邪魔されることなく、朝まで熟睡の巻。 よし、出るか。 宿泊したのはマニュエルの部屋だが、 一輪車その他の装備は階段がしんどいだろうということで、隣の家で預かってもらっている。 まずはそれを取りに行か…
マニュエル宅で2時間ほど休んだかな。 ブカネロの酔いもすっかりなくなったし、さあ今度はディナーを求めて外をさすらおう。 ディナーと聞くと思わずタキシードでも着ないといけないような気がするが、もちろんただの晩飯である。 マニュエルに「ディナー…
適当に歩いてたら、おっと迷った。 カマグエイは本当に広いな。 露地を一歩入ると、どこも同じようなクリーム色の家並みが延々と続いている。 このまままっすぐ進むといずれ家は途切れ、草原に出て、やがては海に至る。 それだけだ。 異国の世界を前にして…
夏にも来たTOさんが仕事で函館に来たついでに再び来GO。 函館からここまではついでに来る距離ではないと思うが、人それぞれであろう。 函館名物・ハセガワストアの焼きとり弁当(でも豚肉)をわざわざ持って来た。 それにしてもあいかわらず一食が多い。俺…
のんびりと書いているキューバの旅日記の中で、 「まさか、一輪車のフレームにヒビが!?」 みたいなことを書いたのだ。 その翌日の夜かな、とある人物から電話がかかってきた。 去年、一輪車で日本を縦断した時に三重県で会ってくれたユニサイクリスト、cok…
マニュエル宅の涼しい部屋で一休みして、少し元気が出た。 ちょこっとカマグエイの街を散策してみようか。 おっと、アパートの前にはいきなりこんな物体が。 今夜から始まるカーニバル用の特設ステージだな。 こんな辺鄙な裏通りにまでステージを作るぐらい…
今夜もバス停泊だ。 うーん、眠れない。 俺は今、キューバにいるんだよなぁ。 瞬間的にすごく行きたいと思った、今行きたいとしたらここだけ!と思った国に、実際にいる。 その気になったのなんてホントに6月で、あれからまだ一ヶ月も経っていない。 その月…
とある小さな集落を走り抜けようとしたら、道端でお菓子を売る青年たちに声をかけられた。 ちょっと興味をもって止まってみる。 3、3、と言うから3ペソクワーノかと思えば、どうも3CUCのことらしい。 こんな辺鄙なところでCUCを獲得しようとしているのだ…
キューバ名物のチャリおじさんと会話しつつ、併走クルージング中。 チャリと違ってすぐ股が痛くなる一輪車は本来、チャリとの併走には向かない。むしろ勘弁して欲しいレベル。 だがおじさんの人柄とクルージングの技術次第によっては、しばらくはなんとかな…
雨の降り続く宿。 3日ぶりで屋根の下にいるのに深夜は寒いぐらいだ。 一度起き出して寝袋を取り出し、ベッドの上で寝袋をひっかぶって寝る。 またも変な夢ばかり見た。 大学受験の頃の情景とか。 高校の同級生の頭の骨にヒビが入ったとか。 バイクのフレー…
広いが暗いバス停にて、雨宿り野宿。 雨漏りや蚊の来襲に耐え忍びつつ、なんとか眠れたか。 蚊には唯一露出している顔ばっかり咬まれたよ。 もう5時半。いやむしろ寝すぎ? なぜならバス停には、今朝もやはり2人の労働者がバス待ち中なのである。 なんと…
いつまで昼寝してても、前には進まないよな。 さ、行くかぁ。 おー、あのサンタクララから85キロも来たか。 懐かしのリゾート地、バラデロからはもう305キロ。 今回の旅はどうにも進んでいるような気がしないのが特徴だが、一応ちゃんと進展してはいるようだ…
ようやく着いた。サンクティ・スピリタス。 何回言っても言いづらく、かつ覚えにくい街だ。 ペソクワーノ払いの店を探す手間も惜しく、街の入り口にあったガソスタ併設のカフェに突入。 コーラとクッキー2袋を食って、やっと落ち着いた。 まだ雨は完全には…
夜のバス停。 ベンチにそのまま横になっていたが、急に寒くなってきて焦る。 濡れた服のままだと風邪をひきそうだ。 しょうがない。 一念発起して起き出し、濡れたTシャツを着替え、ザックの奥から寝袋を引っ張りだして潜り込む。 暖かい。 こんな暑いとこ…
そうなのだ。 ない。 またしてもオークションでカブを落としてしまった。 今は特に必要もないカブ90なのに。 近場で安かったので、つい。 オフっぽいタイヤを履いてるとこがちょっと珍しい。 これならダートも走れるな!なんて職場のバイク好きたちと大いに…
雨…やんだかな? ちょっと怪しいけど、出てしまおう。 こんな樹の下にいつまでもいるの、イヤ! ってなわけで、そこからしばらく進むとたどり着くのが。 プラセタスの町。 町に着いたら雨も止みかけ。 ここで少し休むか、あるいは寝られるようなメドが立てば…
さあ、出発するか。 快適なベッドを離れ。より快適な場所を求めて。 今朝は涼しそうだな。 …ゆっくりと眠れた夜には、長い夢でも見ているらしい。 目覚めると、何か深く考え込んだ後のような、寂しい気持ちになっていることがよくある。 俺はこの先、何を楽…